この記事を書いているのはmanamiです。
私はHSS型HSPです。
今まで散々と職場の人間関係で悩んできました。
HSPのことを知ったのは昨年。すべてが納得できました。
ネットを見れば同じ境遇を抱えている方が少なくないのではないかと感じています。
簡単にセルフチェックができます。
HSP診断テスト
本記事では、HSPの人はなぜ仕事(人間関係)で悩んでしまうのか、そしてその解決法を実体験を踏まえながら解説していきたいと思います。
HSP×仕事
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称。
つまり、「感じる力が非常に強く、繊細な人」という意味です。
病気ではなく、ひとつの気質なので、直すというよりかはうまく付き合っていくしかないのです。
「繊細で傷つきやすい」気質は「人の気持ちがよく分かる優しい人」とも考えられるということです。
職場の人間関係で悩む原因
私は新しい環境が大の苦手で、昔から4月が怖かった。
スムーズにスタートをきっている友人や同僚が羨ましかったです。
同じ思いをしていた方は意外と少なくなかったのでは?と今では思っています。
HSPあるある
- 周りの目を気にしすぎて発言できない
- 厳しい先輩や上司の前で全く力を発揮できない
- 色々な場面で出遅れる
- 〇〇さんに会いたくないと思うと仕事に行くのが億劫で仕方ない
- 「仕事ができないやつ」を思われがち
- 「自分はダメなやつだ」と思いがち
- 言われた一言をとことん引きずる
- それでも明るく振る舞おうとするので帰宅するとクタクタ
私は上司や同僚とうまく付き合えなかったことが原因で、ご飯が食べられなくなったり、職場に向おうとすると涙が出てきたりするくらいどん底も経験しました。
周りの目を気にしすぎるところと、自己肯定感が低く自己否定しがちなところが合わさってしまうと、自分では抜け出せないくらいの沼に迷いこんでしまいます。
HSPのつらいところ
- 悩んでいることを気付かれない
- 鈍感または何も考えてない人だと思われている
- 自己主張の強い人の標的になりやすい
私がよく言われたのは「何も気にしない性格でいいよね〜」。
心の中では気にしまくって毎日消耗しているのに。
HSPの人って気付かれにくいのだと思います。
周りのことを考えすぎている分、周りを乱すことや自分が目立つことを避けたがるので、周りの人には分かってもらえないのです。
いやなことを言われても、言い返すこともできずニコニコしていることしかできないので…。
職場の人と付き合い方
HSPなんかもういやだ!と思ってもうまく付き合っていくしかありません。
鈍感さんがたくさんいる社会の中で、繊細さんは生きていかないといけないのです。
極端な例も含まれますが、私が行った方法を紹介します。
- 自分はいい人なんだと言い聞かせる
- 反面教師だと言い聞かせる
- 仲良くする必要はないと言い聞かせる
- 自分が思っているより相手は何も考えていないことを知る
- 転職する
一つずつ詳しく解説していきます。
自分はいい人なんだと言い聞かせる
自己肯定感を高めよう!なんてよく言われますが、そんな簡単には上がりません。
でも毎日思い続けることって本当に大切。
自分まで自分のことを否定すると、沼に入り込んで抜け出せなくなります。
「大丈夫」「今日も優しく」「丁寧に」「笑顔で」と自分が出来そうなことを考えること。
反面教師だと言い聞かせる
HSPの人は人の感情を読み取ることが上手です。人間性を読み取ることも得意なはず。
人間性を疑うような人の発言、行動はすべて「反面教師」だと思うこと。
あんな風にはならないでおこう、と受け流して、自分の中に留めておくのはやめましょう。
そう思っていても、夢にまで出てくることはありますが、意識するだけで心の疲れ方は変わりました。
仲良くする必要はないと言い聞かせる
みんなに好かれようというよりかは、誰も傷付けたくない、平和にいきたいと思ってしまうHSP。
しかし、自分の感覚と違う人や攻撃してくる人は少なからずいます。
”合わない”と思う人とは一定の距離を取り、「うわべの付き合い」でも構わないと思います。
友人ではないのですから、仲良くする必要は全くありません。
仕事が滞りなく進んでいくように、上手に付き合っていければそれでOK。
自分が思っているより相手は何も考えていないことを知る
「あの先輩は絶対私のこと嫌いなんだ」「また何か言われてる」と自分が思っていても、実は全く何も言われてないこともあります。
HSPの人は、自己否定が強いので想像の中で余計な心配までしてしまうのです。
自分が大切にしたいこと、例えば「親切に対応する」「悪口陰口は決して言わない」などをブレずに持っておけばいい。
たとえそれで言われたとしても、「言わしておけ」と思えます。
相手に振り回されて自分を見失うことなく、自分の大切にしたい軸はしっかりと持つことです。
転職する
どうしても無理な時は、仕事を辞めていい、逃げてもいいと思います。
私は人付き合いがどうしても苦手だったので、個人で仕事をするようになりました。
人と付き合わなくていいというだけでストレスがなくなり、自分のやりたいことだけに力を注ぐことができています。
逃げ癖がつくんじゃない?と周りからは心配されると思いますが、自分のスキルアップのため、自分の幸せのための転職ならば全く問題ありません。
人間関係に悩む時間ほどもったいないことはないと今では思えます。
「転職する」のは極端な例ではありますが、勇気を出して環境を変えるのも一つの手です。
参考記事>>疲れやすいHSPにおすすめ【ストレス解消アイテム5選】
まとめ
HSPの人は、確かに疲れやすく心を消耗しやすいです。
しかしHSPのこともよく理解して、自分のことを理解して付き合っていくしかありません。
誰も助けてくれないし、自分で付き合い方を見つけていくしかないのです。
HSPなんか嫌だ!と思うのではなく、「一つの能力」と思えるようになれば少しは生きやすくなります。
簡単なことではないですし、乗り越えなければいけない壁もたくさんありますが、職場の人とうまく付き合っていくためにできるところからぜひ試してみてくださいね。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。