近年、HSPへの認知や関心が高まってきました。
私自身、ひょんなことで”HSP”という言葉を知り、「なにそれ」感覚で調べてみると、自分に当てはまることばかりですごく驚きました。
HSPは病気ではなく気質と言われているので、治すというよりはうまく気質と付き合っていくしかありません。
普段の生活の中で生きづらさを感じている方が、少しでも楽になるきっかけになれば幸いです。
- HSPの特性
- HSPの問題点
- ストレスを溜めない方法
HSPを知ろう
HSPとは
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称。
つまり、「感じる力が非常に強く、繊細な人」という意味です。
研究によると、5人に1人がHSPと言われているので、身近な人の中にも当てはまる人がいるかもしれません。
簡単にセルフチェックができます。
HSP診断テスト
HSPとは、病気ではなく、その人の持つ気質。
良い面も悪い面も兼ね備えているのです。
HSPの能力
▪️一度に多くの情報を吸収できる
▪️音やにおいなどの繊細な違いも察知できる
▪️ゆっくり、深く多角的に考えられる
▪️とても慎重で、危機管理能力が高い
▪️共感力が高く、気配り上手
▪️誠実で、責任感がある
▪️想像力が豊かで、内的生活が充実している
HSPには普通の人に比べてとても敏感なので、深くまで理解したり感じ取ったりできる素晴らしい能力です。
HSPの人は感受性や想像力が豊かなので、クリエイター気質であるという話もあります。
HSPってマイナスなイメージがあったけど、実は良いところもたくさんあるんです。
しかし、必要以上に心を動かされてしまうので、疲れてしまうのも事実。
HSPの問題点
- 人の目を気にしすぎる
- 周りの人の機嫌に左右されやすい
- 人の感情を読み取りすぎる
- ネガティブになりやすい
- 「いい人」でいようとする
- 人混みや大きな音が苦手
- 罪悪感や羞恥心を感じやすいetc
上記のことから、HSPの人はうつ病になりやすいというデータも出ています。(HSPとうつ病は全く異なるもの)
参考書籍:HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法
では、ストレスを溜めないためにはどうすればいいのでしょうか?
HSPとの付き合い方
知らず知らずの間に、ストレスを溜めてしまうHSP。
心を病んでしまわないように、簡単にできるストレス解消法を紹介していきます。
自分に合った方法を見つけてくださいね。
ストレス解消法
- 予定を詰め込みすぎない
- 自分の限界を知る
- 人間関係を見直す
- SNSを見過ぎない
- 断る勇気を持つ
一つずつ解説していきます!
予定を詰め込みすぎない
「〜しなければいけない」と思いがちなHSPは、予定がありすぎると自分を追い込んでしまうことになります。
リフレッシュする時間を意図的に作ったり、常に時間に余裕を持たせることが、ストレスの軽減につながります。
うまく予定を組み合わせて、しっかりと休む日を作るなど、予定の組み方は慎重に。
自分の限界を知る
日々生活しているだけで、色んな刺激に敏感に反応してしまい疲れを溜め込んでいます。
仕事においても遊びにおいても、「これ以上続けると疲れるな」という限界を知っておくことで、疲れを溜め込みにくくなります。
限界が来る前に、必ずやめること。
私は、これ以上人といると疲れてしまう!という限界の時間があるので、
誰かと会う時には、今日は何時まで、と事前に解散時間を決めておくようにしています。
人間関係を見直す
もし人間関係に悩んでいるのであれば、その人と関わらないようにするのが一番です。
しかし職場関係であれば、そう簡単にはいかないですよね。
頼まれたら断れなかったり、人が嫌がるような事は絶対に言わないので、”攻撃される標的”になりやすかったりもします。
そういった人間関係でのストレスを軽減させるには、「割り切る」しかないです。
「この人に好かれる必要はない」「理解し合うことはできない」と。
詳しくは別記事に書いていますのでご参考まで>>HSPは仕事も続かない?人間関係に悩む方へ
SNSを見過ぎない
情報が溢れすぎているSNSは疲れやすい原因のひとつです。
SNSは見ていて楽しいですが、知らぬ間に過度に反応していたり、勝手に自分と比べて落ち込んでいたりするもの。
また、ふいに悲しい情報や攻撃的、批判的な情報を目にすると、一気に落ち込んでしまうこともあります。
共感しすぎてしまう自分の気質を理解して、SNSを見る時間も決めておくと楽になりますよ。
断る勇気を持つ
HSPの人は、自分の気持ちよりも「相手の人が求めている答え」を先に考えてしまいがち。
そして「断ったら嫌な思いするかな」「嫌われる」かなと考えてしまいます。
まずは自分の気持ちに耳を傾けることを意識する。
HSPの人は繊細で優しいので、NOと答える場合にも、相手を傷つけないように思いやりを持って断ることができるはずです。
それに断ったところで、嫌われることなんてありません。
嫌われたのなら、その人との関係は終わって正解です。
別記事参照>>疲れやすいHSPにおすすめ【ストレス解消アイテム5選】
まとめ
ストレスを溜め込まないように工夫しよう!
自分がHSPであることを知り理解することで、ストレスや疲れを感じにくくなります。
HSPを理解してくれる人や、共感してくれる人が周りにはきっとたくさんいます。
まずは自分のことをよく理解してあげましょう。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。