5人に1人が、HSP。つまり、敏感で繊細な心を持つ人だと言われています。
この記事を書いている筆者もHSPです。
HSPの特徴のひとつとして、「恐怖心」を感じやすく不安になったり憂鬱になりやすい傾向があります。
この記事では、恐怖心を感じる理由と解消方法を解説します。
HSPが感じやすい「恐怖心」
恐怖心をいうのは、動機、息切れ、めまい、冷や汗、貧血など色んな現れ方をします。
どのような時にその恐怖心が生まれやすいのか、例を上げながら説明していきます。(筆者の体験談を基にしています。)
恐怖心を抱きやすい理由
HSPの人は、感受性が豊かだと言われていますが、悪いことに対しても色んな想像を膨らませてしまいます。
物事に対してネガティブになりやすかったり、「自分のせいで悪いことが起こったんだ」と攻めてしまうことも。
- 友人がいつもと様子が違う。そっけない感じがすると、もしかして自分のせいだろうか。何か嫌なことをしてしまったんだろうかと自分を責める。
- 初対面の人が苦手で不安を感じやすい。結局あまり話せずに終わるのだが、後から「うまく話せなかった」「無愛想だったかな」「申し訳ないことをした」と落ち込む。
- 悲しいニュースを何日も引きずってしまう。他人のことでも自分のことのように感じ、暗く落ち込む。
これはほんの一例ですが、共感していただける点があるでしょうか。
色々な情報を敏感に感じ取りすぎることと、想像力が豊かであるということから、恐怖心が生まれやすいと考えられます。
良い方向に働けばいいのですが、ネガティブの沼にのめり込んでしまう危険性があります。
常に周りに迷惑をかけないように気を遣っているので、悩んでいることや不安に思っていることが周りの人に気づかれにくいという点も気をつけなければいけません。
では、どのように「恐怖心」を取り除くとよいのでしょうか。
恐怖心の解消方法
恐怖心を感じた時には、そのネガティブの沼から少しでも早く抜け出すことが大切だと考えます。
- 信頼できる人に思いの内を話す
- 感情をコントロールする練習をする
- 環境を変えたり、恐怖心の原因となるものから離れる
ひとつずつ解説していきます。
自分に合った方法を見つけてくださいね。
信頼できる人に思いの内を話す
何でも言える関係とよく言いますが、本当に何でも言える人っていますか?
「これを言ったら嫌われるかな?どう思われるかな?」などと一切心配することなく、ありのままの心の思いを伝えられる人が1人でもいれば心は救われます。
あなたのことを大切に思ってくれている人は必ずいます。
思い切って相談してみると、きっと寄り添ってくれるはず。
吐き出したい時に吐き出し、受け止めてもらうことで、恐怖心は軽減されていきます。
感情をコントロールする練習をする
HSPはネガティブな感情を抱きやすく、憂鬱になりやすいです。
ネガティブな感情から、ポジティブな感情へ切り替えるのはとても難しいこと。
ですが、毎日毎日意識すると少しずつ感情をコントロールできるようになります。
私は、HSPに関する書籍を読んだことが、考え方を変えるきっかけとなりました。
「意識的に」考え方を変えてみてください。
いきなりポジティブになることは難しいかもしれません。
「自分のせいだ」とか「自分はだめな人間なんだ」とか自分を責めることを止めることが大切です。
おすすめ書籍
環境を変えたり、恐怖心の原因となるものから離れる
HSPは周りからの影響を受けやすいので、自分に合った環境に身を置くことが大切です。
職場を変える、というのはいきなりは難しいですが、人間関係の付き合い方を変えることはできます。
参考記事はこちら>>HSPは仕事も続かない?人間関係に悩んだ時の対処法
自分が心地よいと感じる環境とは何かを今一度考え直してみるのもいいかもしれません。
HSPとの付き合い方
HSPは病気ではないので、ひとつの特性としてうまく付き合っていく必要があります。
- 信頼できる人に思いの内を話す
- 感情をコントロールする練習をする
- 環境を変えたり、恐怖心の原因となるものから離れる
ストレス解消に関する関連記事>>HSPのためのストレス解消法〜敏感すぎて疲れてしまう人へ〜
疲れやすいHSPにおすすめ【ストレス解消アイテム5選】
5人に1人はHSP。
もしかしたら身近な人の中にも、生きづらさを感じている人がいるかもしれません。
HSPの人も、そうでない人も、みんなが心地よく暮らすことのできる世界になることを願っています。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。