皆さんは「共感性羞恥」という言葉を聞いたことがありますか?
最近、ロンブーの淳さんが「HSPと診断された」と告白されたり、人気YouTuberナカモトフウフのちゃんまりさんが「HSPで共感性羞恥が強い」とツイートされたことで、目にしたことのある方もおられると思います。
『繊細』
— 田村淳社長△ (@atsushilonboo) December 26, 2019
カウンセラリングの先生に
HSPだと言われました…
昔からなぜ自分だけ?と
不安に思ったこともあるけれど
HSPなんですよと言われたら
とても気持ちが楽になった…
#HSP
私HSPで共感性羞恥がものすごくて今までのテラハも休み休み見てたんだけど、社長が出てきてから言動の全てに動悸と寒気が止まらくて共感性羞恥の本気を感じてる🤢ゆめちゃんとの北海道の話がまだ序の口って本当…?これ以上のことが起きたらiPad叩き割ってしまいそうで見るの迷ってる…
— ちゃんまり@ナカモトフウフ (@mre_sun07) April 7, 2020
今回はHSPの人が感じやすい「共感性羞恥」について解説したいと思います。
この記事を書いている私はHSS型HSPです。
実体験を交えながら、共感性羞恥を感じやすい人が、日々の生活の中でどんな風に感じているのかをリアルにお伝えできればと思います。
共感性羞恥について
共感性羞恥とは
共感性羞恥とは「人がが怒られたり恥をかくような場面を見た時に、まるで自分が怒られたり恥をかいているように感じてしまう事」を言います。 実際に自分がそこにいなくても、例えばテレビ番組やマンガなどで非難されたり場が凍るような状態にいたたまれなくなる事あります。
引用HP
HSPとの関係
HSPとは(Highly Sensitive Person)一般に繊細・神経質・内向的と言われる人たちが持つ「気質」です。
引用元HP
生まれ持ったものですが決して病気ではなく世の中のタフな人とそうではない敏感な人とを2タイプに分けた、ただの概念に過ぎません。
HSPの人の特徴として、物事に対して共感性が非常に強いことや、羞恥心を感じやすいことがあげられます。
上記の二点から、HSPの人は共感性羞恥を強く感じやすい人が多いそうです。
というデータも発見しました。 10人に1人が共感性羞恥を感じる
この記事を読んでいるあなたも、もしかすると心当たりがあるかもしれませんね。
私自身、最近までよくHSPのことも、共感性羞恥のことも知らなかったので、”みんなそういうもの”と思って過ごしてきました。
では次に「共感性羞恥」とはどのようなものなのか、体験談を紹介していきます。
「共感性羞恥」経験談
- うまくいってない人を見るといたたまれない
- ドキドキハラハラするものを見れない
日々の生活の中で、胸がぎゅーっと締め付けられたり、心拍数が上がったりする場面がありませんか。
では例をあげながら詳しく解説していきます。
うまくいってない人を見るといたたまれない
- お店で新入りのアルバイトさんが上司にきつく指導されていたり、冷たくされていたりすると、そればかりが気になってご飯の味も分からなくなる。
- 隣の席の女子4人グループの中の1人が、会話の中に入れてなかったりすると、全然知らない人なのに「大丈夫かな」「かわいそうだ」と勝手にその子の気持ちに共感して辛くなってしまう。
- 同じ職場に新卒で入った子が、緊張してうまく動けていなかったり、あたふたしている様子を見たくないと思ってしまう。(「私もこんな時あったなぁ」なんて思えないのです)
周りの人の感情を読み取りすぎてしまうんだね。
ドキドキハラハラするものを見れない
- 恋愛系のドラマやバラエティーがすごく苦手。
流行りのバチェラーは興味があって見てみましたが「恥ずかしい」気持ちに苛まれて、序盤で脱落。 - ドッキリやモニタリング系がすごく苦手。
ドッキリだと分かっていても、仕掛けられた本人の気持ちになると胸が締め付けられてしまう。ハッピーなドッキリも同様。(例えば、芸能人が突然後ろから現れるみたいな) - お笑い番組は好きなのですが、スベっているのを見ると苦しくてチャンネルを変えてしまう。
単純に楽しめないところが特徴だね。
他人の気持ちに勝手に共感したり想像したりして、苦しくなってしまうのです。
普通の方でも「怒られている人を見ると心苦しい」という感情はあると思いますが、それとはまた違っています。
『自分がひどく怒られている』という気持ちになり、家に帰っても気になり、眠る時も気になり、次の日も…というように、いたたまれない気持ちを引きずってしまうこともあるくらいです。
それがトラウマになってしまうことも。
HSPはとにかく共感性が強すぎて、生きづらいと感じる場面が多くあります。
生きづらさを感じている人のために
「自分」を知ろう
「自分もそうかな?」と心当たりがある方は、まずHSP自己診断テストがあるので、ぜひやってみてください。
チェックしていくだけの簡単なテストです。
HSPに関する本もたくさん出ています。
まずは色々な手段で、自分のことをよく知ることが大切だと思います。
この本のおかげで、繊細すぎるところも「いいところ」だと思えるようになってきました。
自分の特性を知ることで、ネガティブな思い込みから開放され、気持ちが楽になったりします。
HSPの人はとても疲れやすい特徴があるので、自分の「個性」をきちんと理解し、HSPとうまく付き合っていくことが大切です。
まとめ
HSPは生きづらい特性ではなく一つの「能力」として捉えることができると、周りの世界の見え方も変わっていきます。
HSPではない人も、このような敏感な感覚を抱えながら生きている人がいるということも、頭の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。
最後に、私は今までHSPのために人間関係に悩むことが多く、生きづらさを感じていましたが、敏感すぎる自分とうまく付き合いながら、現在は「自分らしく生きる道」を切り開いているところです。
HSPの特性を活かして、1人でも多くの方の役に立てるように生きていくことが夢です。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。