私たちは兵庫県の丹波篠山市というところに移住して2年半ほどが経ちます。
暮らしは田舎でのんびり、仕事は複業スタイルで現在は4つの仕事を掛け持ちしています。
今回は、私たちが100万円という破格で状態の良い家を購入できた理由についてまとめます。田舎で物件購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
築40年一軒家を100万円で購入できた理由
1.持ち主が家を手放したい状況だった
オーナーさんと出会って、開口一番に言われたのが「早く手放したい」でした 笑
空き家になって半年ほど経ち、持っていても仕方ないのだというのを繰り返し言われていました。
実は私たち夫婦は賃貸として借りたいと思っていましたが、どうしても手放してしまいたいんだという気持ちを強く感じました。
であれば、購入する方向でお互いに折り合いがつく条件を探そうという雰囲気になりました。
2.オーナーにとって縁のある家ではない
オーナーご自身の生家であれば、手放すとしても心理的ハードルは高かったように思いますが、縁がないのもあって、早く手放したいとおっしゃってました。
仏壇があったり、相続関係の話が絡んでこないのも好都合で、オーナーの独断でこの家を売りに出すことを決められたそうです。
家を早く手放したいオーナーさんと、喉から出が出るほど家がほしい私たちは上手くマッチングするような気がしました。
3.管理が大変
車で30分ほどかけて数週間に1回のペースで通われていたようです。
几帳面な性格なのか、確かに余計な草木が全く生えておらず、空き家になってからもオーナーさんがしっかりと管理されているんだと感じました。
「人が住んでいないと家の老朽化は進む」と言われます。
度々通って窓をあけて風を入れたり、その都度掃除や草抜きをするのは大変だったと思います。
自分が住むわけでもない家を管理するのはモチベーションも維持できなかったと思います。「早く手放したい」を何度も言われていました 笑
4.持ち主の子どもさんが同世代だった
自分の親と同じくらいの年齢に見えたので、なんとなく同世代くらいの子どもさんがいるのでは…と思いましたが、なんと同い年でした。
「子どもさんが引き継いで住んだりすることはないんですか?」と尋ねると、「子どもは医者になって遠くで暮らしてる」とのこと。優秀な方なんですね。
まぁ、確かに戻ってきてこの家をどうこうするというのはないですよね。
子ども世代にバトンタッチということで「正直お金なんていくらでもええわ、俺は」と言っていただいたので、私たちの方から「タダでというわけにはいかないので100万円でお願いできませんか」とお伝えしました。
世代交代のマッチング
特に田舎は過疎化と担い手不足が問題となっています。
タダでいいから、無理は言わないから後継者になってほしいという方はたくさんいると思います。
そういった恩恵を受けつつ、私たちは暮らし・仕事などを整えていくのもありだと思っています。