海外旅行

二十歳のとき一人旅をした話 Part1

go

この記事を書いているのはgoです。

manami

goちゃん昔バックパッカーやったことあるって言ってたよね?

go

うん、まぁ、バックパック持ってなかったからショルダーバック1つでの旅だったけどね・・・

manami

どんな旅だったかすごく気になるから記事にしてみてよ。

go

10年ちょっと前のことだけど、記憶を辿って書いてみるよ。

大学2回生の春休み

大学の夏休みと春休みはとにかく長い。
僕は20歳になり、2回目の春休みを迎えていた。

1回生の夏から始めたバイト代が貯まってきて、
それなりにまとまったお金があったので、
昔から憧れがあった「バックパッカー」とやらをやってみようと
航空券をおさえてあった。

行き先はパリのシャルルド・ゴール空港。
福岡空港から台湾、香港を経由して向かう
チープなチケットだった。
往復で10万円をきっていたと思う。

大学のテストをなんとか無事に終えると、
これから始まる旅に心を踊らせていた。
安アパートで『地球の歩き方』を眺めながら
友達が誕生日プレゼントにくれた黒霧島を1人で飲む。
もちろんロックで。
カッコつけているわけではない。
当時は何かでお酒を割ると”勿体ない”と思っていた。

航空チケットは買ったし、
パスポートも取得したし、
地球の歩き方もあるし、
それなりにお金もある。
あとはどう楽しむかだな。

100均のグラスに注がれた黒霧島と
このオンボロアパートはとうに見飽きている。

ヨーロッパの旅ではワインとか飲むのかな。
NHKの『世界の車窓から』でよく観るフランスのブドウ畑を
思いながら地球の歩き方をパラパラとめくった。

出発の朝

地球の歩き方を眺めてはいたものの、
旅のルートを決めるということはしなかった。

“そのときのフィーリングに任せよう
それが一人旅の醍醐味だろ?”

2月の福岡は寒かった。
晴れてバックパッカーの仲間入りをしようとしているのに
バックパックの値段の高さに躊躇して購入を渋った。
そのおかげで、いつも通学に使っているショルダーバック1つ持って
家を出ることになった。

ショルダーバックはそこまで大きくない。
防寒着を入れるスペースなんてないから、
今着ているダウンジャケット1着で旅に挑むことになる。
コーデュロイの厚めのパンツに
足元はドクターマーチンのブーツ。
頭には古着屋で買ったハットをかぶっている。
サングラスは遠目で見たらRay-Banに見えるかもしれないが
¥1,000で買ったパチモノだ。

自分が所有するモノの中で最強装備を纏い、
バックパッカーならぬショルダーバッカーが出来上がった。

福岡空港に向かうべく、家の前のバス停でバスを待つ。
バス停の列はお婆ちゃんばかりだ。
側から見ればまさかこの格好で
1ヶ月ほどの旅に向かっているとは思うまい。

ねぇねぇおばあさん、
“ちょっくらヨーロッパ行ってきます
みたいな感じがカッコいいだろ”
心の中で問いかけてみる。

バスは順調に博多駅に向かっている。
SONYのウォークマンでDragon Ashを聴きながら
自分の世界に浸る。
窓の外に見える博多の街がいつもよりちっぽけに見えた。

いざフライトだ

乗り継ぎが多く、
長いフライトになることは覚悟していた。
まずは台湾に向かうことになる。

台湾までは3時間程度のフライトだが、
どうやら途中で機内食が出るらしい。
人生初 Beef or Chicken?のくだりを楽しみにしていた。
が、気付いたら爆睡していた。

目を覚ますと周りの人が機内食を食べていたから
慌ててCAさんを呼ぶ。
「ミールプリーズ」

人生初のBeefの機内食は
なんというか、異国の味がした。
まぁ、正直美味しくはなかった・・・。
それと共に20年間慣れ親しんだ国から
物理的に離れていっている実感が湧いてきた。
“あれ、ヤバい。俺大丈夫かな・・・”
少し不安な気持ちの中、
あっという間に台湾に到着した。

台湾に着くと機内アナウンスが流れる。
どうやら、
この飛行機はそのまま香港に向かうから、
香港行きの人は乗っててもいいとのことらしい。
清掃や燃料補充に1時間くらいかかるとのこと。
僕はそのまま座席に座っていることにした。

窓の外には異国の人たちがせっせと
荷物の積み下ろし作業をしている。
観るからに”クソ暑そう”だ。
本当に2月の天気か?いや待て。
よく考えたら石垣島の少し西側に位置する南国だ。
空港の奥の遠くに見える草木が南国のそれだ。

今度は台湾にもゆっくり来たいワン。
冗談を呟いていても1時間の時間は潰れない。

なんとなく機内の後方を見渡すと、
すぐ後ろの席に若い白人女性が座っていた。
イヤホンを付けて音楽を聴きながら静かに本を読んでいる。

なぜかエアコンまで消された機内は
少しずつ暑くなってきた。
上着を脱ぐために座席から立って
もう一度後ろを伺うと白人女性と目があった。
欧米の人特有(なのか?)の”目の挨拶”をしてくれたので
「Hi」と言ってみたが、
イヤホン越しには届いていないようだ。
もう一度「Hello」と少し大きめに話しかけると、
こちらに気付いてイヤホンを外し、
「Hi」と返してくれた。

それからしばらく会話をした。
どうやら大分で数年間英語の教師として働いていたらしく、
任期を終えてイギリスに帰るようだ。
真っ直ぐ帰るのも勿体ないから香港で旅行してから
本国に戻るらしい。

僕も1人で旅に向かう途中であること、
とりあえずパリに向かうこと、
初めてヨーロッパに行くんだけど
つたない英語しか話せないから
通じるのか不安であなたに話しかけてみたよ、
ということを頑張って伝えた。

僕の英語力でそれ以上の会話をするのは無理だと判断し、
「Nice talking with you, thank you」と言って
自分の席に座った。

なんだよ、旅くらいならたぶん俺の英語力でもイケるな。
多少の満足感を得て、
ウォークマンに入っているRip Slymeの曲を聴く。
香港に向けて飛行機が動き出した。
窓の外から異国のおじさんたちがこちらに向かって手を降っている。
旅はこれからだ。

覚えている範囲で旅の記録を辿ろうと思ったけど、
結構長編になりそうです。
ヨーロッパ旅なのにまだ台湾です・・・笑

続きはPart2以降で。
お楽しみに。

ABOUT ME
DIY-FUFU
丹波篠山市に移住したフリーランス夫婦 | 写真・動画・Web制作・デザイン・移住相談 | 篠山で異業種コミュニティ&素敵な空間づくり | 築100年『古民家base ajito』を出店準備中 | YouTube登録者2万人 | ブログ3万PV/月 | ラジオ配信 |