地方移住

移住先選びにおいては「譲れない条件」を明確化しよう

僕たちは夫婦で兵庫県の丹波篠山市に移住してきました。

最初からこの地を選んでいたわではなく、色々と2人で相談して、色んな市町村を巡ってみて、20軒以上物件をみて、最終的にこの地にいきつきました。

失敗しないよう、候補地や家選びには時間をかけました。
今回は当時のことを振り返って、移住先を選ぶ上で譲れなかった条件についてまとめていきます。譲れない条件をしっかりと決めておくことで、候補地選びの指針が定まります。

今回の記事の内容は、私たちの場合はこのような譲れない条件を設定したという話になります。

自分なら何を重視するかというのを考えながら読んでいただき、参考にしていただければ幸いです。

条件1. アクセスと利便性

私たちが田舎の方へ移住したいと思った理由は、人混みや渋滞から逃れたいというのと、生活コストを下げたいというものでした。田舎暮らしに不便さを求めていたわけではなく、むしろ普段の生活の中での利便性は重視しました。

気軽に関西の都市部(京阪神)に行ける立地であることは譲れない条件で、車で2時間以内で都市部に出られる市町村を移住先の候補にしました。また、スーパー、コンビニ、学校などが車で10分以内の距離に揃っている場所に住みたいと考えました。

アクセスの上での不便を感じてしまうと田舎暮らしは長続きしないと思ったので住む場所の立地は最重要項目としました。

条件2. ほどよい規模感

人によって田舎の定義は異なるものだと思います。
人それぞれが思う田舎像があって、規模感を間違えると思っていたような暮らしができないと考えました。

私たち夫婦にとっては大手コンビニがちゃんとあって、牛丼やハンバーガーのチェーン店くらいは揃っているくらいが理想でした。逆に映画館やスターバックスがあるような町は都会すぎると感じてしまいます。

人口数十万人の規模は人が多すぎるけど、人口数千人の規模だと活気がないのと地域との距離が近すぎるイメージ。私たちにとって「ちょうどよい」は人口5万人前後の場所だという結論に。

条件3. 直感的に魅力を感じるか

ビビッとくる感覚は大事だと思います。
何があるというわけでもなく洗練された感じがしたり、なんとなくどよーんとしたような暗い感じがするとか…

その「なんとなく」の直感は割と正しいと思っています。

不思議なもので、市町村を巡っていると、「今日の場所はありだね!」や「今日のはないわー!」が夫婦間で一致していて面白く感じました。

一口に田舎の市町村とは言っても、それぞれ雰囲気が違うものです。
理由を上手く言語化できなくてもいいので、好きか嫌いか直感に頼るのも大事ですね。

好きになれない場所に住んでも仕方ないです。

条件4. 移住者の多さ

私たちは移住者が多い地域に惹かれました。
移住者が多い地域では移住者を受け入れる土壌ができていたり、既に移住者コミュニティが形成されていたりするので、すんなりと溶け込みやすいと考えました。

SNSで発信している移住者にコンタクトをとって実際に会いに行ったりもしました。
生の意見というのは何よりも参考になる気がします。
移住者は何か目的があってその地に移住してきているケースが多く、現在進行形で何かにチャレンジしていたりするので多くの刺激をもらえます。

まとめ


以上をまとめると、私たちが移住先選びで譲れなかった条件はこの4つです。

条件1. アクセスと利便性
条件2. ほどよい規模感
条件3. 直感的に魅力を感じるか
条件4. 移住者の多さ

実際に移住先をあれこれ検討してみて思ったのは、移住先に対して理想を語ればキリがなく、フワフワとして何も話が進まないということです。
一方で、譲れないな条件という切り口で考えた方が話は早い上に現実的な思考ができます。

そもそも、すべてを住む環境に求めることが間違いだと思っています。例えば海のすぐ近くがいいと思っても実際に住むと潮風に悩まされますし、BBQができる庭が欲しいと思っても年に数回もしないでしょう。

そういった意味でも、現実を見て譲れない条件を確実に大事にするということが後々の暮らしのことを考えると正解だと思います。これが失敗のリスクを下げて、以降の生活の質を上げることにつながると考えています。


私たちは移住によって、以降の人生の幸福度が爆上がりしました。
この記事がみなさんの移住先選びにとって何かに役に立てば幸いです。

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DIY-FUFU
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